夏の終わり・・・秋に向けて。

 今年の夏は、暑さに加え新型コロナ感染症のパンデミックや線状降水帯の発生による大雨被害の多発等、三重苦の様でしたね。暑かった夏には手がでなかった甘い菓子やバターをふんだんに使った菓子なども、涼しくなるにつれ食べたくなるのは何とも不思議なものです。

 和菓子屋さんのウインドウも、すっかり秋の装いです。私もレッスンの合間に「秋の和菓子」をいくつか作ってみました。オーソドックスな意匠ですが、お楽しみ頂けましたら幸いです。

 「秋の和三盆干菓子」 月と兎は、菓子木型彫刻 京屋の田中一史さんによる木型です。その他は、木型工房 市原の市原吉博さんによる木型です。

 「栗蒸し羊羹」 自家製の栗の甘露煮がたっぷり入った蒸し羊羹。栗の甘露煮は、ミョウバンを使わずにふっくらと軟らかく炊き上げたものです。

 「富裕柿(練り切り製)」 中餡には白餡に柿ピューレを加えた柿餡です。

光琳菊(薯蕷饅頭)」と「玉菊(練り切り)」

和菓子教室はな

東京製菓専門学校和菓子専科で学び、製菓理論を得意とする講師による和菓子教室です。伝統的な手法の和菓子から、それを踏まえた新しい手法の和菓子および意匠を、そして、和菓子職人さんが長い時間をかけて習得した技術である製餡や生地つくりを、製菓理論に基づいた方法で、どなたでもご家庭で失敗なく簡単に再現することができる和菓子作りをお伝えする教室です。

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