美味しいお団子ができあがりました。
11月のAdvanceレッスンは、「団子」と「茶饅頭(黒糖饅頭)薄皮仕立て」を作りました。まずは「団子」から。団子は、うるち米の粉である上新粉と水というシンプルな材料から作られます。とても人気のある和菓子の一つですが、皆さん! 団子生地そのものを注意深く味わったことがありますか?みたらし餡など、餡の味で食しているような気がしますが、いかがでしょうか?今度召し上がる時には、どうぞ団子生地も味わってみてください。
伸びの良い生地つくりは捏ねる事によって生まれますが、米の持つ風味豊かな団子は少ないように思います。私も、業務用を始め色々な上新粉を試しましたが中々思うようなものに出会いませんでした。そうこうしているうちに、うるち米から上新粉を作る製粉工程で ”米の持つ風味” が失われることに気付きました。そして、生のうるち米から団子生地を作る方法を作り上げました。勿論、ご家庭でも簡単に作ることができる方法です。固くなりにくい配合も加え和菓子教室はなのオリジナルレシピです。
ひと口ほうばると、ご飯のような豊かな風味が口っぱいに広がり、とても美味しい団子が出来上がりました。嬉しいことに、受講生のお一人が「究極の団子ですね!」と言ってくださいました。今回は、小豆こし餡、みたらし餡、ずんだ(だだ茶枝豆)餡の3種で召し上がっていただきました。
続いて、「茶饅頭 薄皮仕立て」です。和菓子の本などで茶饅頭(黒糖饅頭)や黒糖を使った菓子などの作り方をみると、黒糖は沸騰させずに溶かす・・・などとありますが、その理由をご存知でしょうか?沸騰させることによって水分が過剰に蒸発し糖度が高くなってしまう事と水分量が減ってしまう事によって、出来上がりに影響することが多々あるからです。
今回は、理にかなった方法で黒糖をしっかりと溶かす方法、水分量を決める方法をお伝えしました。また、目指せ! 福島”柏屋”の「薄皮饅頭」と、翌日にもパサつくことのないレシピを作り上げました。こちらも和菓子教室はなのオリジナルレシピです。
薄皮仕立ては、4つ種と言って中餡30g、生地10gでの包餡です。受講生の皆さん、難しいと四苦八苦されていましたが、これは数をこなせば必ず上手になるものです。あきらめずに練習あるのみですね。
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