バレンタインデーに、生チョコ羊羹!

 2月のAdvanceレッスンはバレンタインデーに合わせて、生チョコ羊羹と柿ロールを作りました。

 生チョコ羊羹の作り方はいたって簡単!クーベルチュールスイートチョコでガナッシュを作り、小豆こし餡の羊羹に合わせたもの。簡単ですが、ちょっしたコツが出来栄えと味を左右します。皆さんお上手に作られました。口に含むと濃厚なチョコレートの風味が口いっぱいに広がり、最後に小豆羊羹の味がして、あっ!羊羹と気づくような美味しい羊羹です。

 続いて、市田柿を使った柿ロール。クリームチーズのフィリングがピリッと辛くて塩味が程よく、オードブルにも使える美味しい柿ロールです。これが和菓子の範疇に入るかは微妙なところですが、その昔、大、大、大昔、人が砂糖を手にしていない時代には、干し果物で甘味を取っていたそうです。そして、干し柿が和菓子の原点だとおっしゃる研究者の方もおられます。干し柿に餡を合わせるのではなく、干し柿の甘味を生かしたものを作りたいと思い、今回の柿ロールが出来上がりました。フィリングはクリームチーズが主体ですが、適量加えた柚子胡椒がとても良い仕事をしています。今回使った柚子胡椒は、柚子胡椒専門店「会員制 伍代長谷部」から取り寄せたもので、薫り高いとても美味しい柚子胡椒です。そのほかに、柚子皮、柚子果汁、ローストクルミなどを加え、最後に塩で引き締めフィリングの完成です。

和菓子教室はな

東京製菓専門学校和菓子専科で学び、製菓理論を得意とする講師による和菓子教室です。伝統的な手法の和菓子から、それを踏まえた新しい手法の和菓子および意匠を、そして、和菓子職人さんが長い時間をかけて習得した技術である製餡や生地つくりを、製菓理論に基づいた方法で、どなたでもご家庭で失敗なく簡単に再現することができる和菓子作りをお伝えする教室です。

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