涼しそうな ”石清水” と白の水羊羹
7月のAdvance II レッスンでは、鹿の子製の「石清水(いわしみず)」と大手亡豆こし餡を使った「白の水羊羹・山椒風味」、白ゴマと黒ゴマが二層の「胡麻プリン」を作りました。
まずは、「石清水」から。小さな餅を小豆こし餡で包み中餡とし、周りに大納言蜜漬けを張り、鹿の子仕立てにしました。艶天を塗り、錦玉羹で水の流れを表し、飾り羊羹で青楓の葉を作り、初夏の季節を表しました。以/外に簡単に作れますが出来上がりは、できる人が作った和菓子のよう・・・です。
続いて、「白の水羊羹」。大手亡豆は、小豆餡に比べると個性的ではなく何にでも合う餡を作ることができます。白餡好きにはたまらないのですが、今回は旬の実山椒を茹でたものを加えてみました。山椒の風味を餡全体にうつすのではなく、口にしたときに山椒と出会って初めて爽やかな風味が広がるように仕立てました。軟らかく滑らかでさっぱりした喉ごしと、ピリッとした爽やかな香りが楽しめる絶品の水羊羹が仕上がりました。
もう一つは、「胡麻プリン」。胡麻の栄養をくまなく摂れるたっぷりの胡麻ペースト(練りごま)を使い、つるっと滑らかな胡麻の風味豊かなプリンが出来上がりました。ポイントは、寒天の濃度。切り分けるのではなく容器に入れて作りそのまま提供するのが良いかと思います。
日本料理教室”彩楽”のHPでご紹介いただきました。どうぞご覧ください。
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