山椒大福が美味し~い!

 6月のAdvance IIレッスンが終了しました。作ったものは、「山椒大福」と外郎製の「枇杷」、「水羊羹」と盛り沢山。

 まずは、「山椒大福」から。当教室では家庭で作る大福生地を3種お伝えしてきましたが、今回はその中から、もち米のふくよかな香り豊かな生地。これは、生のもち米から作る生地です。生のもち米と言っても、ペッタンペッタンとお餅つきをする訳ではありません。電子レンジを利用して家庭でも比較的簡単にできる方法です。もち生地にも中餡の白餡にも入れる実山椒は、今年取れた若い実を下茹でし細かく刻んで均一に混ぜ込みました。

 実山椒は、細かく、こまかく~く刻むと爽やかな香りと共に、辛味成分も均一に分散されほおばると舌がしびれるような感覚は若干感じますが、どなたでも召し上がることが出来る味に仕上がります。今回は、この方法で作りました。実山椒の香りは刻む大きさに左右されませんが、少し粗く(と言っても細かい部類です)刻むと、部分的に実山椒独特なしびれる辛さが口いっぱいに広がり、はぁはぁ‥となりますが山椒好きにはたまらない刺激です。お好みで、刻み方と量を調節すると良いと思います。

 爽やかな初夏の香り、「山椒大福」が出来上がりました。どこにも売っていない当教室オリジナルの大福です。

 新物の若い実山椒は、ひときわ薫り高いですね。まさに初夏の香りです。

 続いて、外郎製の「枇杷」。枇杷も今が旬の果物ですよね。枇杷は、香りがあるわけでもないし、味も特徴がありません。出来上がった外見だけではなく、枇杷を感じていただきたく、ちょっと工夫をしてみました。枇杷のピューレからわらび餅を作り、黄味餡で包み中餡としました。こちらも当教室オリジナルですが、外見が本物そっくりの割に「わぁ~枇杷だ!」と感動するにはいたりませんでした。難しいですね。

 本物そっくりな「枇杷」受講生の皆様お上手でした。

 続いて、柚子の香かおる「水羊羹」です。こちらは、以前日本料理教室”彩楽”さんで行った和菓子レッスンと同じものをリクエストにより作りました。青柚子がほのかに香る「水羊羹」、美味しく仕上がりました。

 それぞれ出来上がった和菓子を並べてみました。


 今回も、”日本料理教室彩楽”さんのブログにご紹介いただきました。どうぞご覧ください。

日本料理教室彩楽

和菓子教室はな

東京製菓専門学校和菓子専科で学び、製菓理論を得意とする講師による和菓子教室です。伝統的な手法の和菓子から、それを踏まえた新しい手法の和菓子および意匠を、そして、和菓子職人さんが長い時間をかけて習得した技術である製餡や生地つくりを、製菓理論に基づいた方法で、どなたでもご家庭で失敗なく簡単に再現することができる和菓子作りをお伝えする教室です。

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