9月のAdvance II レッスン

大塚教室

9月5日(月)10:30~14:30


 9月のレッスンは、受講生の皆様からのリクエストにお答えして、「シャインマスカットの求肥つつみ」「小麦まんじゅう」を作ります。

 マスカットを求肥で包んだ和菓子は、マスカットオブアレキサンドリアを使った宗家 源吉兆庵「陸乃宝珠」が有名ですよね。今回は、シャインマスカットを使って作るのですが、この時期のシャインマスカットは、完熟し甘味が増したものが出回っています。それを、あまい求肥で包んで、さらにグラニュー糖を全体にまぶして仕上げるのですが、大甘々の仕上がりとなります。甘いものが苦手な私としては、この甘味をどうやって抑えるかが課題です。何とか仕上がりました。フルーツには、同じ種類でもそれぞれの個体差があるので難しいところです。私個人の好みとしては、以前レッスンした「シャインマスカット大福」の方が好きです。でも仕上がりは綺麗ですし日持ちも大福より少しだけ長いので、お持たせにもぴったりです。今までにないラッピングもお楽しみください。

 もう一つの「小麦まんじゅう」は、私が製菓学校へ入学して最初の実習がこれでした。小麦まんじゅうの基本的な配合は、小麦粉と砂糖と水のシンプルなもので、ひたすら包餡の練習をしたことを覚えています。当時の私たちは、生地つくりの技術も未熟だったことも要因の一つだったと思いますが、出来上がった饅頭はすぐにパサつき、とても美味しいものではありませんでした。以来、レッスンでは封印し、間違いなく美味しい「薯蕷饅頭」に力をいれてレッスンを行ってきました。今回、皆様からのリクエストにお答えし、澱粉老化の抑制と、水分保持を考えレシピつくりました。皆様の期待に応えられる小麦まんじゅうに仕上がったと思っています。今更ですが、たくさん作って包餡練習しましょう!


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和菓子教室はな

東京製菓専門学校和菓子専科で学び、製菓理論を得意とする講師による和菓子教室です。伝統的な手法の和菓子から、それを踏まえた新しい手法の和菓子および意匠を、そして、和菓子職人さんが長い時間をかけて習得した技術である製餡や生地つくりを、製菓理論に基づいた方法で、どなたでもご家庭で失敗なく簡単に再現することができる和菓子作りをお伝えする教室です。

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