盛りだくさんなレッスン!!

 10月のAdvanceIIレッスンが終了しました。先ずは、「栗の葛焼き」。葛焼きはご存知のように夏の茶席菓子の一つで、葛のひなびた味わいが美味しい和菓子です。今回は、球磨利平栗のペーストを葛に練りこんだもので、葛の風味と利平栗の濃厚なうま味のバランスをどう考えるかが重要なポイントです。今回は利平栗のうま味を先ずしかっかりと感じ、続けて葛の味わいを感じるように仕上げました。電子レンジで、しっかり加熱して、あっという間の完成です。冷めてからカットし薯蕷粉をまぶしてうっすら焦げ目がつくよう焼き、美味しい「栗の葛焼き」が出来上がりました。

 続いて、「キャラメルクリームナッツ餡入り桃山」。中餡作り、桃山生地つくりと進み、生地を休ませている間に仙台銘菓「まころん」作り。材料は落花生のロースト粉末と砂糖、卵の3つのみ、オーブンで焦げないように乾燥焼き。ザクザクとした食感、昔懐かしい日本の郷土菓子が出来上がりました。桃山も包餡、焼成と進み出来上がりました。こちらの食べごろは生地が戻ってしっとりした翌日、それまでおあづけ?ね。

 続いて「ラムネ作り」。こちらは「しゅわしゅわタイプ」と「ひんやりタイプ」の二つ。火を使わないので、小さなお子様と一緒に作っても楽しい菓子です。どうしてしゅわしゅわするのか?ひんやりするのか?、ラムネが即人のエネルギーとして使われるかなどの仕組みを学習していただきました。

 盛りだくさんなレッスンで、受講生の皆さま大変でしたが、頑張りました。

和菓子教室はな

東京製菓専門学校和菓子専科で学び、製菓理論を得意とする講師による和菓子教室です。伝統的な手法の和菓子から、それを踏まえた新しい手法の和菓子および意匠を、そして、和菓子職人さんが長い時間をかけて習得した技術である製餡や生地つくりを、製菓理論に基づいた方法で、どなたでもご家庭で失敗なく簡単に再現することができる和菓子作りをお伝えする教室です。

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