9月の渋谷教室では・・・

 9月の渋谷教室では、粒餡つくりと豆大福、テングサから作る心太と盛りだくさんでした。粒餡つくりでは、小豆の渋ってなぁに?と、受講者様の疑問にお答えしながら渋きりの方法をお伝えし、軟らかく煮上げました。砂糖は鬼ざら糖を2回に分けて加え煮詰め、ツヤツヤの粒餡が出来上がりました。冷めてから出来上がり重量を計り、甘さの指標の一つである含糖率を計算し、実際に作った餡の中に砂糖がどのくらい入っているか?をご理解いただきました。作った餡はお持ち帰りです。業務用の鬼ザラ糖については、ホーム欄の「日常と和菓子」の項に詳しく記載しましたので、そちらをご覧ください。続いて、豆大福は赤えんどう豆の煮方、塩味の付け方をお伝えし、大福作りが始まりました。生地つくりから包餡まで、一人1単位(12個)をするので皆さん大変そうでしたが、電子レンジでつくる生地の仕上がり加減、餡切りの方法、包餡の方法を習得していただけるよう、頑張りました。テングサを煮だしてつくる寒天も固まり、各々、ところてん用、みつ豆用みつと切り分けて、お持ち帰り。この日は、台風接近で開催が危ぶまれ、開催してもいつ風雨がひどくなるかわからないような状態で早く帰るこを念頭に置いていたことと合わせて、盛りだくさんな内容だったため、すっかり写真を撮ることを忘れてしまいました。会員のN様が上手に豆大福を作られ、ラッピングされていましたので、そちらをパシャリです。

和菓子教室はな

東京製菓専門学校和菓子専科で学び、製菓理論を得意とする講師による和菓子教室です。伝統的な手法の和菓子から、それを踏まえた新しい手法の和菓子および意匠を、そして、和菓子職人さんが長い時間をかけて習得した技術である製餡や生地つくりを、製菓理論に基づいた方法で、どなたでもご家庭で失敗なく簡単に再現することができる和菓子作りをお伝えする教室です。

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