11月の渋谷教室では・・・

 11月の渋谷教室では、半雪平製の胡麻とシナモンのほのかな香りが美味しい「亥の子餅」と、練り切りで紅葉した葉が水辺にはらりと落ちた風情を表した「秋水」を作りました。亥の子餅は、ご自宅で作りやすい電子レンジで作る方法をお伝えしました。中餡のゴマ餡は、黒すりごまを小豆こし餡に加え、電子レンジで加熱して作るのですが冷めた時、しまる(固くなる)ので注意が必要です。餅と餡の固さが近いと美味しい亥の子餅となります。また、基本的な配合の割合から自分が作りたい個数の材料の割り出し方もお伝えしました。練り切り製の秋水は、水色の生地が白い生地からうっすらと透けるようにぼかします。7月のレッスンにいらし方は、「蛍の夕べ」の夜空を表す3部ぼかしの方法と同じです。皆さん、とてもお上手でした。紅葉した葉は張りぼかしという方法で紅葉のグラデーションを作る方法をお伝えし、和菓子用の抜型(生抜き・なまぬき)で抜き、そらしたり曲げたりして表情をつけ、水辺にはらりと落ちた風情を表現しました。


 私が師事している近茶流講師であり日本料理教室〝彩楽″ を主宰されている岡村径子先生は渋谷教室にご参加いただいているのですが、今回、私の都合で金串やこてを焼いて「亥の子餅」の背中に3本焼きスジを入れることができなかったのですが、先生はレッスンの後ご自宅で焼きすじを入れてくださった写真をお送りくださいました。

焼きすじ一つで、ウリ坊そっくりになりましたね。「秋水」もとても上手にできています。また、先生のHPに11月の渋谷教室をご紹介いただきました。どうぞ、ご覧ください。

日本料理教室 彩楽 


3部ぼかしをしています。上手ですね!

包餡も上手になりましたね。


水紋をスプーンで作ります。計量スプーンで上手ですね。



葉に表情をつけて、水紋の上にのせました。

皆さんとても上手でした。皆さんの作品の一部ですがご紹介いたします。

和菓子教室はな

東京製菓専門学校和菓子専科で学び、製菓理論を得意とする講師による和菓子教室です。伝統的な手法の和菓子から、それを踏まえた新しい手法の和菓子および意匠を、そして、和菓子職人さんが長い時間をかけて習得した技術である製餡や生地つくりを、製菓理論に基づいた方法で、どなたでもご家庭で失敗なく簡単に再現することができる和菓子作りをお伝えする教室です。

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