12月の渋谷教室

 12月の渋谷教室では、「ドライフルーツのラム羊羹」と雪平製の「花びら餅」を作りました。ドライフルーツ羊羹と言えば、wagashi asobiさんが有名ですが、私がまだ製菓学校時代にwagashi asobiさんに触発されて試作を重ね作り上げたレシピです。私好みの、よりあっさりしたラム風味の豊かな羊羹に仕上がっています。

 レッスンでは、羊羹の練り方と煮詰めの見極め方ををお伝えしました。煮詰めが甘くて(弱い)容器に入り切らずに余ってしまったら、余った分は別の容器に入れて固めればよいのです。本体の羊羹は多少の煮詰めの甘さ(弱さ)があっても、味に乱れは生じません。よりあっさりとなるだけです。販売目的ではなく、ご家庭で楽しむ分にはなんら問題はありません。失敗したなんてめげなくて良いのですよ・・・。敷居が少し低くなりましたか?


最初は、細かい泡がワァーとにぎやか・・・ですね。

しばらく煮詰めていくと、にぎやかだった泡が静まりツヤも出てきましたね・・・あともう一息。

美味しく出来上がりました。


 続いて、雪平製の花びら餅です。雪平生地は求肥に白餡とメレンゲを加えて火にかけ練りあげるのですが、焦げやすくなかなか難しい生地です。ご家庭で失敗なく作れるよう、電子レンジで餡とメレンゲにしっかり火を通す方法をお伝えしました。しっとり柔らかいみそ餡がコシとふんわり感を併せ持つ雪平生地と相性よくまとまり、美味しい花びら餅が出来上がりました。今回は、お正月用にラッピングも華やかにしてみました。

和菓子教室はな

東京製菓専門学校和菓子専科で学び、製菓理論を得意とする講師による和菓子教室です。伝統的な手法の和菓子から、それを踏まえた新しい手法の和菓子および意匠を、そして、和菓子職人さんが長い時間をかけて習得した技術である製餡や生地つくりを、製菓理論に基づいた方法で、どなたでもご家庭で失敗なく簡単に再現することができる和菓子作りをお伝えする教室です。

2コメント

  • 1000 / 1000

  • 和菓子教室 はな

    2019.01.12 00:33

    @輝美ありがとうございます。メレンゲが入る雪平生地ですのでふわふわです。
  • 輝美

    2018.12.17 05:04

    花びら餅はお正月に付きものですね。私も毎年頂いています。淡いピンクが新春らしいですね☺