日本料理教室“彩楽”での和菓子レッスン

 今回のレッスンでは、オレンジの浮島と外郎製の青梅を作りました。”彩楽”の岡村先生が手作りされたオレンジピールを使って風味豊かな、そして生地の中央のココアパウダーが良いアクセントになり、美味しい浮島に仕上がりました。作り方も、できあがりからは想像もつかないほど簡単で、「これなら私にもつくれそう・・・」「こんな美味しい浮島を食べたの、はじめて・・」とご参加の皆様から嬉しいお声をいただきました。もう一つは、まもなく旬を迎える青梅を外郎生地でつくりました。外郎生地は本来、蒸して作るのですが、より簡単にご家庭で作れるようレシピを工夫して電子レンジで作りました。よく火を通すことが美味しく作るコツです。加熱が終わったら、オーブンペーパーにはさんで畳み込むようにしてよく捏ね上げます。熱いのを我慢してよく捏ねると、あっという間になめらかな生地が出来上がります。生地を色付けし、黄味餡を包みます。「包餡がむずかしい・・・」と声が上がりましたが、何とか包み上げて、カトラリーのナイフの背を使ってスジ(くぼみ)を入れ、先の丸い箸でなり口を作ると、まるで本物の青梅のよう・・。皆様からも「まぁ、素敵!」と歓声があがりました。

 続いてお待ちかねのランチ・タイムです。岡村先生の心のこもった点心仕立てのお弁当です。ギンダラの西京漬け、あなご、稚鮎、白和え、高野豆腐と季節の野菜の炊き合わせ、ご販、香の物など、どれも優しい味付けの絶品でした。いつもながら、先生ありがとうございます。このレッスンは、あと一日ございます。ご参加の皆様、ご期待どおりとってもお得なレッスンですよ。お楽しみに・・。


まず、浮島生地をつくりました。生地を半量位型に入れたらココアパウダーを一面にふり、残りの生地を上から重ね、平らにして蒸しました。

オレンジの浮島が蒸しあがりました。冷めたらカットして出来上がり。

続いて外郎生地つくりです。電子レンジでよく加熱した生地をよく捏ね、なめらかな生地にし色付け、薄緑の生地に小さなくぼみを作り、そこへ小さな赤い生地を埋め込み、おもてからうっすらと赤がすけるようにします。包餡し、すじ入れとなり口を作って出来上がり。

南高梅の出来上がり!

お待ちかねのランチ・タイム!

糸島のフルーツトマト、美味しかったですね。

食後の作りたて和菓子も、甘さ控えめだから2つペロリ・・・でしたね。

外郎がこんなに美味しいものだとは思いませんでした。ほんとに美味しい!浮島は、くちどけがよくオレンジの風味も素晴らしく、美味しい!と皆様に喜んでいただけたレッスンでした。ありがとうございました。秋には、シャインマスカット大福と栗蒸し羊羹のリクエスト・・。どうぞご期待を。



和菓子教室はな

東京製菓専門学校和菓子専科で学び、製菓理論を得意とする講師による和菓子教室です。伝統的な手法の和菓子から、それを踏まえた新しい手法の和菓子および意匠を、そして、和菓子職人さんが長い時間をかけて習得した技術である製餡や生地つくりを、製菓理論に基づいた方法で、どなたでもご家庭で失敗なく簡単に再現することができる和菓子作りをお伝えする教室です。

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