9月のAdvance IIレッスンの様子

 9月のAdvance IIレッスンは、羽二重餅大福と乳菓(バターミルク饅頭)を作りました。本来、大福生地はもち米を蒸して、お餅を搗いて作るものです。そのお餅に卵白のメレンゲを加えて加熱し、フワフワの羽二重餅の生地が出来上がります。でもご家庭では、お餅を搗くのは大仕事となってしまいますよね。ご家庭で簡単にでき、固くなりにくい生地つくりの方法を2つ、お伝えしました。一つ目は、電子レンジであっという間に出来上がるもち粉を使って作るもの、二つ目はもち米から作るもの、少し手はかかりますが電子レンジであっという間、和菓子屋さんがもち米を蒸して、餅を搗いて作る大福生地と比べても、勝るとも劣らない仕上がり。いやむしろ、もち米の香り豊かな生地のように思います。ふたつの作り方の羽二重餅生地の違いを食べ比べしていただきました。また、餅に含まれる水分量がモチモチ感に大きく影響していること、メレンゲの量とのバランスがもち米の香り豊かでフワフワの食感を楽しめるコツであることをお話しました。材料の特性を知り、製菓理論を学ぶことによって、みなさんにもオリジナルなレシピをつくれるようになってほしいと思っています。

 続いて、乳菓(バターミルク饅頭)は、”博多通りもん”と似た焼き菓子です。生地つくり、中餡つくりの最中からミルクの香りに包まれました。贅沢な配合でミルクの香り豊かに焼きあがりました。当日はサクサクの食感、翌日には、しっとり食感です。


 作っている最中の写真を撮るのをすっかり忘れてしまいまいた。出来上がりの写真です。


会場でもあります ”日本料理教室彩楽” のHPでご紹介いただきました、どうぞご覧ください。

日本料理教室彩楽

和菓子教室はな

東京製菓専門学校和菓子専科で学び、製菓理論を得意とする講師による和菓子教室です。伝統的な手法の和菓子から、それを踏まえた新しい手法の和菓子および意匠を、そして、和菓子職人さんが長い時間をかけて習得した技術である製餡や生地つくりを、製菓理論に基づいた方法で、どなたでもご家庭で失敗なく簡単に再現することができる和菓子作りをお伝えする教室です。

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