新しい美味しさ! ”抹茶風味焼き浮島”

 4月のAdvance IIレッスンは、1年前のコロナ感染拡大に伴い休講となったため、今回はAdvanceレッスンと同じ内容のレッスンとなりました。パウンドケーキと浮島を融合させた新しい別格の美味しさの抹茶風味焼き浮島と本来の浮島であり苺の香りと味にこだわった苺の浮島を作りました。

 まずは、抹茶風味焼き浮島から。パウンド型は、(有)吉田菓子道具店 のシリコン加工スリムパウンド型(230x45x60mm)を使いました。型離れもよく、とてもスタイリッシュな焼き上がりです。今回使用した抹茶は、京都宇治抹茶パウダー 雅(Cotta)です。クロレラ入りではないにも関わらず、加熱しても味、色、香りともに優れた抹茶だと思います。そしてレッスン会場の大塚教室にはpetit BACKENのオーブンが設置されており、このオーブンをお借りして焼き上げました。しっとりとした焼き上げりに感動・・感動! 冷めたら、トッピング用泣かない抹茶(丸久小山園)と金箔でお化粧してラッピング。一口食すと、バターの香りが広がりパウンドケーキよりあっさり、くちどけの良さを感じ、最後に浮島の味・・・。今までにない新しい和菓子が仕上がりました。

petit BACKENで焼きあがったオーブンの中の写真と各自1本作って、お好みのラッピングをして勢ぞろいした写真です。ラッピングに使用した箱は、ロイヤルボックス1本用(Cotta))

 続いて、苺の浮島です。レッスンでは、扱いやすい国産いちごのF.Dホール(株さつま屋)を使いました。食した時に、苺の食感を出すためにF.Dいちごホールを粗く刻んだものと風味と色だし用にはおろし金で粉末状にしたものを使いました。いちごのきれいな赤色を出すには卵黄の黄色が邪魔をすることをお話しし、業務用食品ですが1袋単位で購入することができる殺菌凍結加糖卵黄 ピュアホワイト ヨーク 1kg(冷凍)をご紹介しました。これは、一般の鶏卵よりも卵黄色を抑えた鶏卵を原料に使用し、フルーツや 抹茶を加えると、素材の彩りを鮮やかに出すことができるものです。これを使ったものと、普通の卵を使ったものを作り比較しました。どちらも口に含むとすっと消えるような食味は全く変わりませんが、ピュアホワイトの方がイチゴの赤いキレイな色が でました。

二つ並べた写真です。左がピュアホワイトを使ったもの、右は普通の卵を使ったものです。違いがお分かりいただけますでしょうか?

殺菌凍結加糖卵黄 ピュアホワイト ヨーク 1kg(冷凍)の写真です。


日本料理教室”彩楽”のHPにご紹介いただきました。どうぞご覧ください。

和菓子教室はな

東京製菓専門学校和菓子専科で学び、製菓理論を得意とする講師による和菓子教室です。伝統的な手法の和菓子から、それを踏まえた新しい手法の和菓子および意匠を、そして、和菓子職人さんが長い時間をかけて習得した技術である製餡や生地つくりを、製菓理論に基づいた方法で、どなたでもご家庭で失敗なく簡単に再現することができる和菓子作りをお伝えする教室です。

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