艶々の粒餡が炊きあがりました!

 日本料理教室”彩楽”さんで行われた3日間の「小豆粒餡炊きと豆大福」が終了しました。使った小豆は、村上農場の「えりも小豆」です。彩楽さんの主宰者と私がそろって美味しいと思う出どころのはっきりした小豆です。そして、カメラマンさんはご存知Campbellさん、今回も沢山撮っていただきました。糸を家から持参して出来上がった豆大福を縦にきれいに切断し、その断面を写真の収めてくださいました。さすがですねぇ。その写真もあとでお見せしますね。

 まずは、小豆の渋きりから。渋きり1回目、冷たい水にさらすと豆の表皮にしわができます。3回目の渋きりではしわが出来ずにふっくらととしています。そしたら本煮です。

 続いて本煮、小豆がしっかりと軟らかくなるまで、ことこと炊きます。今回は新豆であることから20分で軟らかく炊きあがりました。そのあとは、鬼ザラ糖を2回に分けて加え、炊き上げました。

 さぁ、いいいよ豆大福を作ります。赤えんどう豆は軟らかく煮た後、湯を切って豆の重量を測り、その3%に塩を加え冷めるまでおいて使います。余った分は、冷凍保存できて便利です。3%の塩分は海水と同じ塩分量です。しょっぱいですよね。それが餡の甘さと餅生地と塩えんどう豆の3つが合わさってちょうどよい塩味と甘さになります。和菓子職人さんは、餅生地の中に適当量の塩えんどう豆を全部加えて、大福1個1個に均等に塩えんどう豆が入るように包餡するのですが、私たちはそうはいきませんよね。大福1個につき、塩えんどう豆が5~6個入るよう工夫して仕上げました。欲張って入れすぎると、塩味のバランスが崩れますからご注意を・・・。

 Campbellさんが、持参した糸で断面の写真を撮ってくださいました。大福はCampbellさんが作ったものです。さすが!上手に包めていますね。

 お楽しみな試食の時間。”彩楽”のO先生手づくりのあったかーいけんちん汁と、出来立て豆大福の試食です。

 いつも惜しみなくご協力くださる”彩楽”を主宰されていらっしゃるO先生、Wさん、Campbellさん、ありがとうございました。おかげさまで事故もなく無事に終了することができました。あらためて感謝申し上げます。


 O先生のところには、復習された皆様から写真や感想がたくさん届いているそうです。とても嬉しく思います。ほかにご自身のブログにレッスンの様子をのせてくださった方もいらっしゃいます。ご紹介させていただきます。

美味しい料理は幸せの香り 日本料理教室”彩楽"

Campbellのお料理ブログ

カマクラstyle~muse

和菓子教室はな

東京製菓専門学校和菓子専科で学び、製菓理論を得意とする講師による和菓子教室です。伝統的な手法の和菓子から、それを踏まえた新しい手法の和菓子および意匠を、そして、和菓子職人さんが長い時間をかけて習得した技術である製餡や生地つくりを、製菓理論に基づいた方法で、どなたでもご家庭で失敗なく簡単に再現することができる和菓子作りをお伝えする教室です。

0コメント

  • 1000 / 1000