新年度1回目のBasicコースのレッスン

 和菓子教室はなが2年目となり、新年度1回目のBasicコース(6月)のレッスンが終了しました。今回は、入会を検討される体験受講の方々が沢山いらしたことに加え、アシスタントのKさんが急用でお休みすることになり困り果てていたところ、1日目はAdvanceコースの受講生のYさんがアシスタントをお引き受けくださり、2日目は受講生のO先生が早い時間からお越しくださり準備や洗い物、片付け、賄いのおにぎりを結んでくださったりと大活躍していただき、無事2日間を乗り切ることができました。Yさん、O先生、本当にありがとうございました。

 今回は、求肥つなぎ練り切りを電子レンジを使い、各班ごとに実際に作り、出来上がり量を比べてみました。練り切りは、白餡の水分を飛ばすことから始めますが出来上がり量を計ることによって飛ばした水分量のおおよそを知ることができます。また、自分が作りたい練り切り量から必要な白餡量、求肥量を割り出す計算方法をお伝えし、皆様にガッテンしていただきました!自分たちでつくった練り切りで、紫陽花を2種類を形作りました。一つは紫陽花の葉の上に花びらをのせたもの、葉の葉脈を実際の葉を使って付けました。紫陽花の葉は有毒ですので、直に練り切りをのせたりすることは避けなくてはいけません。もう一つは、紫陽花の花びらの抜型で沢山の小さな花びらを作って、包餡し丸くした全面に張り付けて、ひと房の紫陽花を表現したものです。難しい所は何一つありませんが、ちょっと根気がいるかな?外郎製の水無月は、蜜捏ね法で作りどの班も上手に仕上がり、三角形にきって出来上がりです。

水無月が蒸しあがりました。三角形に切って出来上がりです。

O先生の作品です。紫がかったピンク色の紫陽花の花びらがとてもきれいです。そして立体的に花びらが貼り付けられていて、ひと房の紫陽花を切りとったようです。

続いて、S様の作品です。紫陽花の葉の形がとてもきれいに表現されていますね。ひと房の紫陽花もきれいに仕上がっています。さすがです。

和菓子教室はな

東京製菓専門学校和菓子専科で学び、製菓理論を得意とする講師による和菓子教室です。伝統的な手法の和菓子から、それを踏まえた新しい手法の和菓子および意匠を、そして、和菓子職人さんが長い時間をかけて習得した技術である製餡や生地つくりを、製菓理論に基づいた方法で、どなたでもご家庭で失敗なく簡単に再現することができる和菓子作りをお伝えする教室です。

0コメント

  • 1000 / 1000