令和2年 初のAdvanceレッスンの様子
新春1月のAdvanceレッスンの様子をご紹介いたします。今回は、こなし製の”寒椿”と金団製の”松の緑”を作りました。二つとも、Basic、Advanceコースを通して初めての技法でしたので、受講生の皆様、心なし緊張されていらっしゃるようにお見受けしました。まず初めにこなし生地を作ることから始めました。京都では、求肥つなぎ練り切り餡を使うことはほとんどなく、その代わりにこなし生地で茶席菓子である上生菓子が作られます。もっちりとした独特な口当たりはとても美味しいものです。本来、こなし生地は1日寝かして翌日再加熱して軟らかくして用いる手のかかるものですが、今回は、作ってすぐに使える使えるレシピです。練り切り生地と同様に、好みにもよりますが軟らかくくちどけの良い生地の方が美味しいのですが、形の成形には固めの生地のほうが扱いやすいです。こなし生地の染色法、絹布巾で椿の形に絞る方法、椿のシべと花粉の作り方、特に花粉の部分は新挽粉で表現するのですが、新挽粉の染色法等を学んでいただきました。
続いて、きんとん製の”松の緑”です。まずはから基本のきんとん餡の作り方から。煮詰め方、色付け法、きんとん篩の使いかた等を学んでいただきました。とてもみずみずしい美味しいきんとんが出来上がりました。
きんとん篩を通したソボロの目をつぶさずに、餡玉に植え付けるのは少し難しいですが練習すれば上手にできるようになりますよ。ガチャピン?クリスマスツリー?見えなくもないか・・・?
仕上げのラッピングです。
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