新年度Basicコース 第1回(6月)のレッスン

 昨年度の3月、4月、5月のレッスンは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため休講となり残念でしたが、今回の新年度6月のレッスンは無事に開講できる事を願っております。今後も受講者様の安心、安全を第一優先と考えて開講の可否を判断をいたしますので、新規の方も継続の方も安心してお申込み下さい。また、来月7月からは、池袋教室にBasicコース(カリキュラムは渋谷教室と同じ)が開講いたします。メインとなる教室は決めていただきますが、受講者様のご都合による振替ができるようになります。


東京都の新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインンにより、学習室5(調理室)の使用が制限されているため、両日とも休講となります。(6/8現在)


渋谷教室

6月25日(木)10:30~14:30

6月30日(火)10:30~14:30  

 新年度のBasicレッスン第1回目の実習は、練り切り製の「紫陽花」と外郎製の「水無月」です。練り切りとは白こし餡につなぎとして求肥や山の芋、葛などをを加えて粘りを出し、季節の草花や情景を形作り表現するものです。和菓子屋さんの店先で「上生菓子」として販売されていますよね。お茶席の菓子にも使われます。今回は、どこでも手に入りやすい材料で作る求肥を加えた練り切りを、電子レンジを駆使して作ります。和菓子職人さんが大きな銅鍋で作るものと遜色なく美味しい練り切り餡が出来上がります。そして、白こし餡と求肥の配合割合、練り切り餡の色付けと貼りぼかしの方法を習得して、「紫陽花」の成形に挑戦していただきます。もう一つは、夏越の祓に食す「水無月」を作ります。「夏越の祓(なごしのはらえ)」の由来は神話の伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の禊祓(みそぎはらひ)にまで遡るそうですが、その昔、宮中で行われていた「氷の節句」、冬にできた氷を山間の氷室(ひむろ)に貯蔵しておき、そこから取り寄せた氷を口にして夏を健康に過ごせるよう祈ったそうですが、庶民にとって氷は高嶺の花。そこで氷をかたどった三角形の生地に厄除けの小豆を散らしたお菓子が作られ、現在では夏越しの祓の日の和菓子として親しまれているものです。今年は、ご自分で作られた「水無月」を食して、これから始まる暑い夏を乗り切ってください。 


お申込みは、こちら

和菓子教室はな

東京製菓専門学校和菓子専科で学び、製菓理論を得意とする講師による和菓子教室です。伝統的な手法の和菓子から、それを踏まえた新しい手法の和菓子および意匠を、そして、和菓子職人さんが長い時間をかけて習得した技術である製餡や生地つくりを、製菓理論に基づいた方法で、どなたでもご家庭で失敗なく簡単に再現することができる和菓子作りをお伝えする教室です。

0コメント

  • 1000 / 1000